[ 編集者:歯学部附属病院 2013年12月20日 更新 ]
「親知らず」とはその歯が生え始めるころ、すなわち20歳前後には、すでに親元をはなれていて、親がその歯の生え始めを知らないことからそのような名前がついたとされています。正式には第3大臼歯という名前があり、上下左右に1本づつあり、英語では「wisdom teeth」と呼ばれていることから、「智歯(知歯)」とも呼ばれています。
「親知らずを抜きましょうと言われた。でも、抜くときはとても痛いらしい」「親知らずを抜くと腫れるらしい」など、親知らずに関しては良くないイメージばかりが先行しているようです。本当に親知らずは抜くべきなのでしょうか?
親知らずを抜いた方が良いと思われるのは、親知らずの一部だけが、歯肉から顔を出している場合などで、歯と歯肉の間から食べかすや細菌が入り込み、歯肉が腫れたり、痛みの原因になっている時には抜いた方が良いと思われます。悩んでいて処置が遅くなり症状がひどくなることもあります。
本院では、口腔外科の専門医が口腔内の診察およびレントゲン写真をもとに親知らずの状態を把握し、抜くべきかどうかという問いに適切にお答えいたします。
関連ページへのリンク