[ 編集者:歯学部附属病院 2013年12月20日 更新 ]
入れ歯、とくに下の総入れ歯は、口のなかで動きやすいものです。土台となる歯ぐきがしっかりされている場合はいいのですが、歯ぐきがやせた方では簡単に動くことが少なくありません。
このような場合に、数本(1本から2本)の歯が残っているだけでもずいぶん動きが違ってきて安心してお食事やお話しができることになりますが、それと同じことが1本から数本のインプラントを入れ歯の下のあごの骨に固定することで可能になります。
インプラントをするには、外科的にあごの骨にチタン製のネジを埋める必要がありますが、入れ歯をインプラントで支える方法では、少数のインプラントですむので、手術の負担や費用の負担が少なくなります。残念ながら、あごの骨の状態や健康状態などの理由で手術ができない場合もあります。
また、そもそも使っておられる入れ歯を可能な限りいい状態にしておくこと、あるいはそのために新しくつくることも必要です。