おしゃべりが気になったら
口の大切な機能の一つに「話す」があります。顎口腔機能治療部では、この「話す」に何らかの困難や不便を感じている方のための<スピーチ外来>を設けています。
例えば、「発音がはっきりしない」、「正しく発音できない」、「言葉がつまる」、「呂律が回らない」などの症状に対し、専門の歯科医師と言語聴覚士が診療にあたり、喋りづらさの原因がどこからきているかを探ります。
小児に多いご相談の一つに、小学校入学を控えて赤ちゃん言葉が残っていることを心配され受診されるケースがあります。この場合、まずはお子さまの発達についてなどお聞きし、その後、言語聴覚士が発音を詳しく評価します。
発音も発達に伴い獲得されていくため、幼い喋り方であったとしても年齢相応であったり、そのお子さまの全体の発達と見合っていれば積極的な訓練が必要でないケースもあります。そのため、問診や評価を通して訓練が必要かどうかを見極めています。
実際の言葉の訓練では、お子さまの得手不得手にあわせて、やる気を引き出し楽しく取り組めるよう工夫をおこなっています。 練習を頑張った後の「できた!」を共有できる時間は、ご家族はもちろん、私たち言語聴覚士にとっても喜びのひとときです。
普段当たり前にしている「話す」ですが、問題が起きると日々のコミュニケーションに支障をきたしてしまいます。当部ではお子さまだけでなく成人の方まで幅広い年齢層の方のご相談を受け付けています。
ご自身やご家族のおしゃべりで気になることがありましたら、是非一度、当部までお気軽にご相談ください。
