[ 編集者:歯学部附属病院 2021年2月5日 更新 ]
矯正科へのご連絡は下記までお願いいたします。
電話番号(直通): 06-6879-2360
矯正科では、お子さんの成長段階や口腔内の状態に応じて、顎の成長・発育をコントロールしたり、永久歯が正しい位置に萌えてくるように誘導する治療を行っています。また、成人の患者さんでは永久歯の歯並びをきれいにし、正しいかみ合わせをつくる治療を行っています。
装置自体が前から見えにくい矯正治療や歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療も積極的に行っています。金属アレルギーをお持ちの患者さんへの矯正治療も行っています。
また、本歯学部附属病院は本邦では最も早くから口唇口蓋裂の治療に取り組み始め、これまで約50年間の歴史を持ちます。口唇口蓋裂の治療は大変複雑で、患者さんの病態に応じた言語治療、外科的手術、補綴治療を加えた一貫治療が必要です。
矯正科は、このような高度な連携による矯正歯科治療を得意としており、これまで、口唇口蓋裂をはじめ、先天的な疾患を伴う不正咬合や顎変形症における高度な矯正歯科治療について有数の治療実績を上げています。
本診療科は、紹介状が無くても随時初診相談を受け付けております。どうぞご気軽にご相談ください。
口は“食べること”と“話すこと”という生活をするうえで欠かすことのできない機能を果たします。さらに口もとは顔の見た目に影響し、その見た目を改善することは良い社会生活を送るうえで重要です。
矯正科はいわゆる不正咬合を治療する診療科で、多くの方々は針金を使って歯を並べる治療を連想されると思います。これ自体は間違いではありませんが、私たちは歯の不正を改善するのみならず、歯を支える上下のアゴの骨や顔そのものの形態の歪みを改善し、その結果、食べることや話すことの機能を改善し、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高める手助けをいたします。
不正咬合が他の疾患と大きく異なる点は、不正咬合はただちに痛みや障害を引き起こすものではなく、クオリティ・オブ・ライフを低下させる因子の一つであることです。そのため、不正咬合をどのように治すかは、同じ病態であっても治療方法が 異なることがあります。
本診療科は、この点に特に注意を払いながら、様々な治療方法の中からより安全で確実な矯正歯科治療を提供できるよう心掛けています。
1.自由診療の内容と費用については、国立大学法人大阪大学諸料金規則(以下のリンク)をご覧ください。
2.治療のリスクと副作用として、虫歯、歯周病、痛み、歯根吸収(治療中に歯根が短くなること)、後戻りの可能性があります。
診療科長 山城 隆(やましろ たかし)
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