[ 編集者:歯学部附属病院 2018年3月1日 更新 ]
放射線科へのご連絡は下記までお願いいたします。
電話番号(直通): 06-6879-2363
放射線科は、画像診断部門と放射線治療部門に分かれています。
画像診断部門では、歯科医療特有のデンタル撮影・パノラマ撮影を始めとして、MRI検査・CT検査・DSA検査・超音波検査などの特殊検査を施行し、口腔のみならず、全身状態を考慮した頭頸部領域の画像診断をしています。
一方、放射線治療部門では、外部放射線治療装置を用いて、口腔・頭頸部癌の放射線治療を行い、良好な治療成績を残しています。また医学部放射線科と連携し、入院下での内部放射線治療も施行しています。
「がんは切って治すもの」と思い込んでいませんか?
口腔とくに舌は、咀嚼・嚥下・味覚など多くの機能に関係していますので、これら機能を温存するために放射線ががん治療の第1選択となることが少なくありません。私たちの施設には国立大学歯学部で唯一の外部放射線治療装置リニアックが導入されており、口腔がんや頭頸部がんの患者さんの治療に使われています。また、非常に小さな線源でがんの部分だけを直接照射する最も進んだ方法である遠隔操作式小線源治療装置を使用して、効率の良い治療を行っています。
「レントゲン無きところに医学は無し」と昔から言われています。歯科の領域では主に硬組織を扱っていますのでX線画像診断は必要不可欠なもので、これは今でも変わりはありません。しかし、口腔や顎顔面の疾患を対象とする本学部では、硬組織のみならず軟部組織の診断が必要となります。
これら総合的に診断する画像システムが2000年までに導入され、現在では1.5テスラ(15000ガウス)超伝導型磁気共鳴画像検査装置(MRI)やリアルタイムに三次元画像を作成できるマルチディテクタ型のヘリカルコンピュータ断層装置(CT)を始めとした最新鋭の機器を利用し診療に応用しています。
診療科長 村上 秀明(むらかみ しゅうめい)
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