[ 編集者:歯学部附属病院 2020年6月29日 更新 ]
みなさんがこの病院に来院されて、装着する入れ歯、差し歯などはどんな風に作られているかご存知でしょうか?決して“機械”で作られているわけではありません。
歯科医師から様々な技工物の製作依頼を受け、歯科技工士という国家資格を持った歯科技工士が患者さんのためにひとつひとつ心を込めて製作しています。つまりフルオーダーメイド、同じ技工物はこの世に2つとありません。
歯科技工士とは、歯科医療の中で「詰め物や被せ物、入れ歯、矯正装置」などを製作・修理し、患者さんの失われた歯を最適な状態に復元する技工物製作のスペシャリストなのです。
歯科医療はチーム医療です。総合技工室では院内技工という利点を生かして歯科医師、歯科衛生士とのコミュニケーションを図り、コデンタルスタッフの一員として診療室に足を運び、患者さん側からの目線で技工ができるように、日々、自己研鑽に励んでおります。
また、本院では、歯科技工士免許を取得した者を対象とした歯科技工研修生制度を設けており、臨床の場を通じて患者さんと接すること、あるいは多種多様な技工物を製作することで、より高度な技工技術を習得することを目標として、総合技工室スタッフが、歯科技工実習指導を担当しています。
室長 池邉 一典(いけべ かずのり)
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