[ 編集者:歯学部附属病院 2023年9月12日 更新 ]
医療の安全管理、および患者さんの個人情報の取扱いに関する基本方針についてご案内しています。
大阪大学歯学部附属病院(以下「本院」という。)は、「診療を通じて口腔医学の教育と研究を推進し、口腔医療の発展に貢献すること」を基本理念とした大学病院です。医療の安全管理面に関しては、患者さん並びにご家族の方々に安心かつ安全で高度な医療を提供することを最も基本的かつ重要な課題としています。
本院の医療に係る安全管理に関する基本方針を以下に掲げます。
本院は、患者さん並びにご家族の要望を真摯に受け入れながら、十分かつ的確な情報を提供し、納得して医療を受けていただけるような体制を整え、積極的に患者さん並びにご家族が参加できるような形で、医療を進めています。医療の安全管理に関する職員その他の意識の向上を図り、医療事故の防止と医療の質の確保に取り組み、全構成員が一丸となって医療に係る安全の推進を目指します。
本院は、医療に係る安全管理のための組織を以下により構築しています。
医療に係る安全管理についての調査・分析及び指針の周知徹底、医療事故等に係る患者さん並びにご家族等への対応の確認・指導、診療録・看護記録等の記載内容の確認・指導及び原因究明等に関する業務を行っています。
医療安全管理対策及び医療事故防止対策の企画及び立案、医療安全管理マニュアルの作成、安全管理のための教育及び研修等の企画及び運営、アクシデント及びインシデント報告の調査及び分析、リスクマネジャーとの連絡調整、医療事故等に係る診療録や看護記録等への記載状況の確認と指導や医療事故防止対策等に関する業務を行っています。
各部署にリスクマネジャーを置き、所属構成員への医療安全管理対策及び医療事故防止対策の周知徹底、アクシデント及びインシデント報告の積極的な提出の指導等、医療安全管理委員として、医療の安全管理及び医療事故防止に努めています。
リスクチェッカーを若干名置き、定期的に院内を巡視し、各部署において医療安全管理対策及び医療事故防止対策が適切に実施されているかを検証しています。
モニタ委員を若干名置き、インシデントレポートをモニタし、院内で発生するインシデントの原因分析、医療事故防止策の提案等を行っています。
医薬品安全管理責任者を置き、医薬品の安全使用が適切に行われているかを検証しています。
医療機器安全管理責任者を置き、各種医療機器の安全使用及び保守点検の実施が適切に行われているかを検証しています。
本院は年に2回以上、全職員、学生を対象に医療に係る安全管理のための講演会や教育、研修、実施訓練を実施し、意識の向上を図り、医療事故の防止を推進しています。これらの研修会等には、本院構成員それぞれに対し、積極的な参加を義務付けています。
本院で発生したアクシデント及びインシデント報告のうち、医療事故の防止に有効と認められるものは、院内広報誌「インシデントレポートニュース(毎月発行)」に取り上げ、医療事故の防止に役立てています。
本院で医療事故等が発生したと判断される場合は、「大阪大学歯学部附属病院医療安全管理マニュアル」に沿って対応することとしています。
また、医療事故が発生した場合、本院は患者さん並びにご家族の方々に対して誠実を基本として対応し、医療上の最善の措置を講ずることはもとより、事実の説明等、全ての面で透明性を確保した対応をいたす所存です。なお、患者さん並びにご家族の個人情報については、法令等の遵守及び個人意思を尊重した対応に最大限努めます。
開かれた医療を推進していくためには情報の提供は重要であり、「大阪大学歯学部附属病院医療安全管理マニュアル」については、その趣旨と内容が閲覧できます。
なお、閲覧を希望される方は、業務課窓口までお申し出くださいますようお願いいたします。
平成25年4月1日
大阪大学歯学部附属病院
患者さんの個人情報の取扱いについては次のページをご参照ください。