[ 編集者:歯学部附属病院 2024年4月2日 更新 ]
大阪大学歯学部附属病院は、1953年に大阪大学医学部附属病院から独立し、西日本で最初の国立大学歯学部附属病院として発足しました。本院は、「診療を通じて口腔医学の教育と研究を推進し、口腔医療の発展に貢献する」という理念のもと、国立大学の中で唯一の独立した歯学部附属病院として、地域医療に貢献するともに、わが国の歯科医療の発展に貢献しています。
大阪大学歯学部は、これまで「口の難病プロジェクト」のもと、分野間の垣根を超えた研究を進め、口腔領域の疾患の原因究明と治療につながる研究で成果を上げてきました。その成果は、歯学部附属病院において、新たな先進的な歯科治療に繋げています。特に、再生医療、口腔のガン治療、難治性の歯科疾患、口唇口蓋裂の治療、インプラント治療、歯科材料の開発等において先進的な試みがなされ、口の最後の砦病院としての機能を充実させています。近年では、学部内のみならず、学内外の研究施設や企業との連携のもと、歯科治療のデジタル化と、AIやITの導入を進め、新たな診療環境の構築や、診断支援をすすめています。さらに、ゲノム情報や診療ビッグデータを活用した次世代の歯科医療の整備も進めています。また、このような診療と研究を進めていきます。このような診療と研究を進めていくためには、何よりも人材育成が欠かせません。歯学部附属病院は、未来の社会に役立つ医療を開発し、将来活躍する優れた歯科医療人を育成しています。
今後も、大阪大学歯学部附属病院は、地域の皆様や他医療機関と手を携え、患者さんと向き合い、口の健康を守るとともに、わが国の歯科医療の発展に貢献する存在であり続けたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。